著者:下村 洋一(医師、日本医師会認定産業医、労働衛生コンサルタント)
メタボリックシンドローム
リストラ、終身雇用制の崩壊、成果主義の導入など、職場の不安、緊張感も高まり、至る所で働き過ぎの悲鳴が上がっています。働き過ぎという悪い生活習慣を解消し、健康的な働き方ができる会社・社員なって貰うためには、どうしたらよいのでしょうか?長期間の過重労働による過労死の労災認定件数も増えています。発病から亡くなるまでの期間が短い突然死が、過労死に認定されやすいといわれていますが、その代表的な病気が心筋梗塞・脳卒中・精神疾患による自殺です。そのリスクファクターとなるのが、最近話題のメタボリックシンドロームです。再検査・精密検査の徹底だけでは、過労死を防ぐことはできません。こうした社員に、治療を強化してもらう、産業医と面談させる、残業を減らして生活習慣を改善する、といった対応が必要です。
睡眠不足
いろいろな研究から睡眠時間が5時間以下になると、脳・心臓疾患の罹患率が、高くなることが知られています。
▼ この記事の著者

下村 洋一
医師、日本医師会認定産業医、労働衛生コンサルタント
日本大学医学部卒業後、駿河台日本大学病院内科に勤務。東京都がん検診センター消化器科での勤務を経て、銀座菊池病院、京王電鉄診療所と内科医長を歴任。その後、京王電鉄グループ専属産業医となる。1997年には京王百貨店診療所所長を務め、2000年に労働衛生コンサルタント事務所を開業。現在では、大手企業や中小企業の嘱託産業医を多数務める。


